結成20周年という節目の年にふさわしく、2020年のオードリーはまさに“第2の黄金期”を感じさせる活躍ぶりとなった。コンビ・ピンそろって、レギュラー番組でもゲストでも出演が相次ぎ、『2020テレビ番組出演本数ランキング』では、若林正恭が4位(496本)&春日俊彰が7位(433本)とコンビそろってベスト10入りを達成。その人気の秘密はどこにあるのか。冠番組の中から、2人の自由な空気感が好評な中京テレビ『オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。』(通称:オドぜひ 毎週月曜 深0:59 日本テレビでは毎週木曜 深1:29)と、テレビ東京『あちこちオードリー』(毎週火曜 深1:35)を通して、魅力を探っていく。

『あちこちオードリー』は、春日が店の大将、若林がその店の常連客となり、いま注目の芸能人をゲストに迎えて、本音で語り合うトーク番組。春日と若林の自然体のトーク、そしてリラックスしたスタジオの雰囲気で、ゲストが本音を“うっかり”漏らしてしまうところも番組の魅力だ。今年10月、パンサーの向井慧をゲストに迎えてオンラインイベント『祝!あちこちオードリー開店1周年パーティー~春日の店、今夜は完全予約制ですよ!~』を行ったところ、アーカイブを含めると4万2千人以上が視聴するほどの大盛況となった。この番組も“ラジオっぽさ”を感じさせる内容だが、オンラインイベントにあたってインタビューを行った際、2人はこのように語っていた。 【春日】少人数ということで、形はラジオに似ていますね。ゲストが来ても私がノビノビできるギリギリの最大人数ですから。私は6人以上だと厳しいので(笑)。ゲストの方もボケようと思ってないから、自分も“ツッコミ役”になろうという意識はなくて、トークの流れで変な発言にはツッコミを入れるし、しょうもない話には「しょうもねえなぁ!」って言っているだけです。 【若林】台本がないし、事前に何も決まってないし、話が盛り上がると用意していたフリップを出さないこともよくあるので、改めて考えるとラジオに近いなって思います。逆に「なぜカメラがあるのか?」っていうくらい(笑)。  さらに、若林が自身の芸能界における立ち位置を、野球のポジションと打順を例えにして“守備はうまくて当たり前で、守備のうまさは褒められないが、ひとたびエラーすると叩かれてしまう”という意味で、「7番セカンド」だと表現。これがフジテレビ系『ワイドナショー』でも取り上げられた。豪華ゲスト、オードリーの仕事論が聞ける番組としても好評を博している。  番組を手がける佐久間宣行氏は、演出のポイントについて「若林くんとよく会話して、彼からいろんな質問が湧き出てくるような人って誰かなーと考えることです」と明かす。「キャスティングの時点で演出はもう終わっているようなものなので、ギリギリまで、この人は1組のほうがいいかなーとか、真逆の人組み合わせたほうがいいかなーとか悩みます。収録の時は、カメラ横の一番近い場所で楽しむだけです(笑)」。  オンラインイベントについては「放送尺の30分って本当にあっという間なんですよね。なので、お金を払って来ていただける熱い熱量のあるお客さんたちの前で、120分近くトークするのはとても良かったと思います。反響もすごかったです」と振り返る。早くも次を期待する声もあるが「連発するつもりはありませんが、また通常回で熱を持った流れができたら開催したいと思っています」としながら、オードリーに「この番組は『今のオードリー』がやるから面白い番組だと思っています。なので、2人がこの番組を楽しんでもらえているのが伝わってくるのが一番うれしいです。そのためにスタッフも頑張ります!」とのメッセージを寄せた。

2人にとって大きな“ホーム”である『ANN』は今年も絶好調。10月19日から25日に行われた『ビデオリサーチ首都圏ラジオ聴取率調査』は0.7%で、2016年2月度調査以来、28回連続で単独首位を獲得(※19年10月調査は台風特番のため含まず)。多くのリスナーの心をつかんでいる要因について、同局コンテンツプロデュースルーム所属のプロデューサー・冨山雄一氏は「オードリーさんのフリートークに尽きると思います。『ANN』は、番組それぞれにトークから始まったり曲を流したり、番組ごとにスタイルがあるのですが、オードリーさんの番組は、25時台はタイトルコールをしてから45分以上、オープニングトークを話しっぱなしです。このスタイルはオードリーさんだけです。本当に面白いです」と分析する。  直前に放送されている『SixTONESのオールナイトニッポン(ANN)サタデースペシャル』、直後の『ANN0』など、前後の番組との関係も深まった1年となったが、冨山氏も「ここ数年、芸能人の方でリトルトゥース(リスナーの愛称)と言ってくださる人がものすごく増えたような気がします。もちろん朝井リョウさんやDJ松永さんなど、これまでもいらっしゃいましたが、SixTONESのメンバー、日向坂46のメンバーなど、一気に若くなった印象はあります(笑)。そういった方々は『ANN』のことをよく知ってくださっているので、ラジオをやる時に非常に飲み込みが早いような気がします。この1年で、佐藤栞里さんや高橋ひかる(※高ははしごだか)さんといったリトルトゥースが、オードリーさんの後ANN0を担当いただいたのも、オードリーさんのご縁あってだと思います」と感謝を伝えた。  活躍し続けているオードリーが、2021年はどんな輝きを見せてくれるのか。コロナが1日も早く収束し、若林が理想とするライブを楽しめる日が来るのを待ちながら、冨山氏が「40代になったお2人がどんなトークを展開していくか、ひとりのリトルトゥースとして引き続き楽しみにしています!」と言葉にしている通り、これからも「膝に爆弾を抱える若林」と「住所を言わなくなった春日」のトークを引き続き楽しみたい。

(引用元記事)
https://news.yahoo.co.jp/articles/1be90dd9eb4ce3ab349c7a6c62dd0fe1c05115cd

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